039/2021年11月病院のベッドから想うこと

  2021年11月、目の治療の為、入院中。そして世の中は「COVID-19」(日本ではコロナウィルスと呼ばれています)が、2019年末から世界的パンデミックに。1月現在、日本は大分、落ち着いた様子で、東南アジアも徐々に国を開放しつつありますが、中国や韓国、ヨーロッパ、特にドイツでは爆発的に増えています。こうした未知のウィルスの怖いところは、常に変化し続けること・・・これからどうなっていくのか、何年か後、このブログを見て、そんなこともあったな、と懐かしく思える日が直ぐに来ることを願いつつ、病院のベッドの上で、私が何を思っているのか、記録できればと・・・

 

 とにかく、「どっか行きたい!」に尽きるかと。最後が2020年2月のデンマークで、その後に行く予定だった3月のタイは中止。なので余計に悶々と。ただ、このタイ旅行、奮発して「ANA」のダイレクト便で取ったのが功を奏し、100%戻ってくるという、何とも日系のエアラインらしい素晴らしい対応をしてくださりました!ANAめちゃくちゃ高かったんですよ。ちなみに中華系だったら5万円台前半のところ、ANAは7万円台後半。タイトなスケジュールだったので、ANAにしたのですが、良かった良かった。ホテルは100%戻ってこなかったですが・・・Agodaです。その前の2月のデンマークは、トルコエアで8万円台半ばだったので、大して変わらないです。ま、3月のタイは人気があって、2月のヨーロッパは人気が無い(寒い)ってことかと。この旅日記は、すぐに書こうと思っています。

 

 なので、暇な入院中、仕事のことなど考えず(いや、修理の段取りは常にぐるぐる頭の中を回ってますが)、音楽を聴きながら、YouTubeで旅ものばかり見ています。あと、GoogleMap・・・で、音楽を聴くと、鮮明に旅の場面場面を思い出します。逆に行ったことのある場所を見ると、曲が流れてきます。そんなこと、ないですか?元々、私は音楽が大好きで、旅行に行くときは、必ず「音楽を共に」しています。カセットのころは大変でした(苦笑)CDになったときは、ずいぶん楽になりました。そして、今はスマホ一つですよ・・・しかも、イヤホンに線が無い!(笑)

 

 例えば、アメリカだとthe Isley Brothersなど70年代Funkを聞くと、やっぱりビーチドライブですね、ロスアンゼルス~サンディエゴ間の海岸と日差しや、アメリカ南部のリゾート、南カロライナのマートルビーチ(Myrtle Beach)やヒルトンヘッドのキャンプなどを思い出します。アメリカに住んでいた90年代半ば頃は西海岸系のラップやそのネタで使われていたFunk特にP-Funkを聞いていたので、良く思い出すのですが、特にシカゴで黒人の友達と聞いていたBoyz 2 Men、サウスカロライナで黒人友達の前で歌わされたthe Stylisticsの曲・・・懐かしい・・・

サンタモニカ

ヨーロッパの記憶はクラッシックがやっぱり多いです。ノルウェーに住んでるときはホルストの惑星を聴きながら「しし座流星群見たな~」でも「オーロラは見れなかったな~」とか、イギリスで聞きに行ったベートーベンやモーツアルトの交響曲、ウィーンに降り立った瞬間に聞こえてきたチャイコフスキーのバイオリン協奏曲やラフマニノフのピアノ協奏曲、イタリアはやっぱりオペラ・・・中学生の時に連れて行ってもらったローマのカラカラ浴場で見たアイーダ、スイスのグリンデルワルトで見たアイガーの北壁は、今まで見たこともない圧倒的な風景に、正に「アルプス交響曲」の世界だ!と感じ、頭の中を出だしのホルンの旋律がリピートしたのを覚えてます。

ノルウェーの凍った道

ノルウェーでの漁師時代

イタリア南部ソレントの夕日

オランダ、アムステルダムの運河

イタリア、ヴェニスの運河

NY・・・遠くにツインタワーが・・・このビルで働いてました

アメリカ、シカゴ時代=顔色悪し

建築現場でフリーター時代に東南アジアにハマる

顔色良好!!

 そして最近は日本の曲を聴くことが多いので、最近の旅は「BABYMETAL」色が強いです・・・スマホの中はベビメタと90年代の日本の曲が多くなっていてます。で、この入院前に懐かしい曲をituneに入れたのですが、その中で「今井美樹さん」の曲を数曲・・・これが28歳の時にしたアメリカ南部一周失恋センチメンタルジャージー3500㎞一人ドライブ「秋のメキシコ湾に沈む夕日は何色だろう」(笑)をしたことが鮮明に蘇り、このブログに書き留めようと思った次第なのです。もうこんなハードでクレイジーな旅はできないと思う。当時のアメリカは物価が安く、レンタカーもガソリンもモーテルも、今の3分の1ほどでしたし・・・アメリカ南部、中々遠いしマイナーで、フロリダのディズニーくらいしか有名なものはないですが、私は大好きです。当然ながら歴史もアメリカで一番古く、当時の建築物も残ってます。ただ、差別も色濃いです・・・食べ物も独特です。リアルソウルフード、日本食みたいです。スーパーも黒人居住区は置いているものが違います。こういうのを知ったうえで行くアメリカ南部の旅、面白いです!

 

 ちなみにこの時のルートは・・・スタートが南カロライナのコロンビア、ここでレンタカーを借りて、最終目的地がフロリダ州のタラハシー辺りの海岸。もう一つの目的が「ポーボーイとガンボ」・・・ニューオリンズにこの名物料理を食べに行くこと。南カロライナから北カロライナのチェロキーマウンテンを超え(11月に雪が降って大慌てしました)、テネシー、アラバマ、ミシシッピの街を巡って、ルイジアナ州のニューオリンズへ。そこからフロリダを目指し、南側の海岸=メキシコ湾をひたすら走る。さらに東へ行って、大西洋まで出たら海岸線を北上。ジョージア州の古都サバンナと南カロライナの古都チャールストン、この2か所は、本当に綺麗な街で、何回も行き、沢山の思い出がある場所です。是非、機会があればもう一度行きたい・・・そして、スタート地点のコロンビアまで。レンタカー屋のお姉さんが走行距離見てびっくりしていたのを覚えています。「あんたどこ行ってきたの??」私「ニューオリンズにポーボーイを食べに行って、メキシコ湾の夕日を見てきたんだぜ、ベイビー」大笑いされました。そんな楽しい旅を思い出しながら、病院のベットの上で、コロナ明け、一発目の旅は、やっぱりあの国だなと思いを寄せております。

フロリダのどこか・・・メキシコ湾

 早く世界が元通りになりますように。2021年11月18日(木)原宿オリンピア眼科のベットの上から。