006/買い付けの話し・・・その5

 経由地のバンコクから約10時間のフライトで目的地コペンハーゲンに朝8時ごろに到着。

 コペンハーゲンの空港はターミナルが3つだけしかないコンパクトな空港で、アジアからの便は全て第3ターミナルの発着になります。ここの空港の素晴らしいのはデザインやインテリアだけではなく、地下に電車の駅があること!これまで訪れた空港で、電車が地下に接続しているのは・・・成田や羽田の他、このコペンハーゲンカスロラップ、ロンドンヒースロー、バンコクスワナプーム、アムステルダムスキポール、上海の浦東と虹橋、昔は無かったですがクアラルンプールやシカゴオヘアにもできているようです。意外にも「鉄道王国」ドイツのベルリンの空港には無かったですが・・・閉所恐怖症+乗り物苦手な私には非常にありがたいです。ベトナムの空港からのタクシーにはやられましたが・・・

 空港駅にはこのようなアートが。作者は不明ですが、いつも見とれてしまう大好きな作品です。ここからコペンハーゲン中央駅まで2駅ほど。10分で着きます。

 プラットホームは低いです。古く美しいヨーロッパらしい趣きの駅ですが、残念なことに清潔では無いです・・・駅周辺も出口によってはあまり治安が良くないのでご注意を。

  コペンハーゲンの駅舎。目の前はチボリ公園(遊園地)になってます。

  短距離列車から国際列車まで様々な列車が走っています。駅の中央にインフォメーションがあるので、乗り場を聞きましょう。デンマークの都市名は、頑張って発音しようとしても、まず通じませんので、紙に書いて「ここに行きたい」だけで教えてくれます。ここで注意しなくてはいけないのが、日本と違って時間が正確ではない、さらに出発ホームがコロコロ変わる・・・何度か空港行の日本人観光客を助けたことがありますが、私が言うまで、誰も気づいてなかったです・・・で、今回、滞在地として選んだのは「Valby」という街。中央駅から5つ目。住宅地です。なので、スーパーや大きな公園、ちょっと歩けばコペンハーゲン動物園やデザインミュージアムまでも歩ける位置です。ま、私は平気で20㎞くらいまでは歩いちゃうんですが(笑)駅周辺にはフルーツや食品を売っている「ペルシャ系」の方が多く、しかも安いです。宿泊する「お家」(民泊)までは徒歩10分ほど・・・静かな住宅地を抜けることも、大通りを通ることもできる立地の良い場所でした。小雨の中歩いて到着したものの、誰もいない・・・・事前にきちんと連絡しておけばと後悔・・・こういう時、Wi-Fi持って行けばよかったと思うのですが、今回は諸事情(帰りのトランジット絡みで・・)で見送っていました。ま、想定内でしたので、とりあえず、アート作品を探しに重いバックパックを担いだまま再びコペンハーゲンに。コインロッカーに荷物をと思ったのですが、諸外国とは違い、異様に高いので、あきらめてそのまま街ブラ・・・結局、夕方までショップ巡りをして、再度、Valbyに。今度はオーナーさんいました!素敵な方で、同じ建物で設計事務所をご夫婦で経営しているとのこと。事務所を拝見させて頂いたら、Hans Wegnerの名作「ベアチェアー」が2脚も・・・思わず「売ってくれ!」と(笑)高かったので諦めましたが・・・買い付け予算の3分1ほど・・・

 この建物の半地下部分を独り占め。

 入口。デンマークにはこうした「半地下」がある家が多いです。

 半地下と言っても、大きな窓からは裏庭が。ここをニワトリが駆け回っていました。

ダブルベッドが一つ。床は新しいフローリング。

 クローゼットも十分!

 キッチンには冷蔵庫と湯沸ポット、トースターがあったのですが、電子レンジやオーブン、コンロは見当たらず・・・自炊はできないなと・・・

 トイレとお風呂は別。隣には洗濯機のお部屋もあり、部屋全体が乾燥機になってました。オーナーの服が沢山干してますが・・・自由に使ってよいとのこと。外にも干せるし、中にも干せるしで便利でした。

 バスルームには洗面所が。ヘアドライヤーもあります。

 窓際のテーブルセットで、こんな景色を見ながら朝食や夕食を頂きます。初のAir B&Bでしたが、すごく気に入りました。冬は凄く寒そうですが・・・

次回、コペンハーゲン滞在記その2では、現地での食と観光について。

買い付け話・・・まだまだ続きます!