商品コード： FUJ2303001

Item : GE370 Easy Chair
Price : Sold
※価格にはメンテナンス・張替え工賃が含まれます。
※生地代別途
Size : W860/D860/H690/SH380mm
Designer/Maker : Hans J.Wegner/GETAMA
Country/Year : Denmark/1969
Material : Oak

"Meister"　Hans Wegner/ハンス・ウェグナーが1969年にデザインし、GETAMA社より販売されたソファシリーズです。

GE290やGE235/6と共に、有名なシリーズで、中でも一番、安楽性が高いのが、このGE370/GE375だと言えます。GE290と同じように、前脚から伸びる曲線を持った後ろ脚が特徴的なGE375は、他と違ったコンセプトを持ったソファです。まず、それぞれが独立した「1人掛け」を組み合わせて、何人掛けにでもジョイントできるということです。また、アームも取り外せますので、スペースや気分によって、形状を変えることもできます。故に、狭い入り口でも、搬入することも可能です。
また、GE290やGE240、GE236と違うのは「クッション」と、座面の造りです。前者の3脚は、クッション内部がコイルスプリングなのに対して、コットンやフェザー、ウレタンなど様々=硬さが選べるというのも、この椅子のフレキシブルさが伺えます。座面は「フォームラバー材」のベルトを使用しています。この素材は一般的な「ウェービングベルト」よりも固く、伸縮性が無い分、安定感があります。今では入手が難しい素材ですが、当店では独自のルートで新品を入手、交換しています。

フレーム本体はオーク材、となっており、写真の物は仕上げ前となっていますので、仕上げもお選びいただけます。（ナチュラルなオイル仕上げがお勧めです）

仕上げについて・・・フレームは一度解体し、組み直しを行い、古い塗装を剥がしたうえ、サンディング後、オイルにて仕上げます。
クッションは、現在、オリジナルの状態ですので、中材、カバー共にお好みに合わせて製作いたします。
※内部ウレタンの構成（硬さの組み合わせ）がお選びいただけます。
※生地はデンマーク又はオランダの生地を多数、ご用意いたしております。

コンディションやお取り置きなどご質問・ご要望がございましたら、お気軽にお問合せ下さい。

目黒ヴィンテージ北欧家具店 "Fusion Interiors"



"Meister" Hans J.Wegner
Denmark/1914-2007

デザイナーであり、家具職人であるハンス・ウェグナーは、13歳で木工所に弟子入りし、国立産業研究所、美術工芸学校を経て巨匠「アルネ・ヤコブセン」の事務所に入社。その後、独立し、ボーエ・モーエンセンや多くのデザイナーと切磋琢磨し、互いに影響を受けていることが、彼の500以上の作品の中に垣間見られます。
「The Chair」「Chinese Chair」「Y-Chair」「Bear Chair」等、数多くの名作を残しており、椅子デザイナーとしてのイメージが先行しがちですが、元々「指物師」であり、彼の作るキャビネットやユニット、またテーブルなども、かなり評価が高いです。異なる木材や素材、無垢材とプライウッド、金属の組合せなど、素材の特徴と性質を十分に理解し、風合いを生かした作品に触れてみてください。

「私の作品は芸術作品ではありません。日用工芸品です。作品が話しかけてくる物語を是非感じ取ってください。」
by Hans J.Wegner/ハンス・ウェグナー