商品コード： FUJ1908001

Item :GE-258 Day Bed/Beech FrameSize : W2060/D870/H765/SH420mm
Designer/Maker : Hans J.Wegner/GETAMA
Country/Year : Denmark/1954
Material : Beech
Price : Sold
※張替工賃は含まれています。
※別途、生地代金が掛かります。


"Meister"　Hans Wegner/ハンス・ウェグナーが1954年にデザインし、GETAMA社より販売されたソファシリーズ「GE-6」の後継「GE-258」です。
品番の変更と共に、脚の形状・仕様や背面の仕様、ビスの位置・形状が変わっています。特に脚の形状が丸脚から角脚に変わり、「貫き」を使用することで、安定感と強度が増しています。また、ノックダウン式の本体の接合に使われるビスも一回り小さくなり、ナットでしっかりと固定されるようになったので、誤差が無くなりました。

Wegnerの家具、特にソファに見られる品番の頭のアルファベットはメーカーを表しているのですが、「GE」は「GETAMA」社を表しています。GETAMAは元々、ソファやベッドのクッション、マットレスを製造する会社で、張りぐるみのソファ形成も得意とする会社です。70年代の繁忙期には、Wegnerの他社製品も請け負っていたとか・・・この簡易式ソファベッドは、元々、公共の施設用の物で、特にデンマーク軍の施設で多用されていたようです。様々なサイズやオプション(袖ありやダブルベッドなど)があるのも特徴です。

フレームはブナ材で、半艶クリアラッカーで仕上げました。

クッションはオリジナルのコイルスプリングになります。張替え時にコイルの調整と周りのクッション材の交換を致します。

仕上げについて・・・フレームは一度解体し、組み直しを行い、古い塗装を剥がしたうえ、サンディング後、基本的にはオイルにて仕上げます。

価格には張替工賃まで含まれます。別途、生地代金が掛かります。
また、GE-258の特徴的な「背面」を作り直すことも塗装をすることも可能ですので、お気軽にお問合せ下さい。


コンディションやお取り置きなどご質問・ご要望がございましたら、お気軽にお問合せ下さい。

※近年、Wegnerの作品、特にGE(GETAMA)の名を使った「ジェネリック家具」というコピー商品が多く出回っていますのでご注意ください。


目黒ヴィンテージ北欧家具店 "Fusion Interiors"



"Meister" Hans J.Wegner
Denmark/1914-2007

デザイナーであり、家具職人であるハンス・ウェグナーは、13歳で木工所に弟子入りし、国立産業研究所、美術工芸学校を経て巨匠「アルネ・ヤコブセン」の事務所に入社。その後、独立し、ボーエ・モーエンセンや多くのデザイナーと切磋琢磨し、互いに影響を受けていることが、彼の500以上の作品の中に垣間見られます。
「The Chair」「Chinese Chair」「Y-Chair」「Bear Chair」等、数多くの名作を残しており、椅子デザイナーとしてのイメージが先行しがちですが、元々「指物師」であり、彼の作るキャビネットやユニット、またテーブルなども、かなり評価が高いです。異なる木材や素材、無垢材とプライウッド、金属の組合せなど、素材の特徴と性質を十分に理解し、風合いを生かした作品に触れてみてください。

「私の作品は芸術作品ではありません。日用工芸品です。作品が話しかけてくる物語を是非感じ取ってください。」
by Hans J.Wegner/ハンス・ウェグナー