Sold/C-18/Vintage Dining Table by Børge Mogensen

商品コード: FUD1207003

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Item : FUJ1207003 "C-18" Vintage Dining Table/OakDesign By Børge Mogensen for FDB Møbler


Hans Wegnerと同世代であり、並び称される巨匠「Børge Mogensen」が、1947年にデザインし、「モダンデザインの父」コーア・クリントにより設立された「FDB」社が製造・販売していたダイニングテーブルです。現在もなお製造されていますが、メーカーは「Fredericia」社から販売されています。

このテーブルは、ボーエ・モーエンセンの代表的な椅子「J-39」と同じく、シェーカースタイル(19世紀前後にかけてニューイングランド地方で発した清教)のダイニングテーブルです。現在の「Fredericia」社の物は無垢材の天板に、無垢材の脚部となり、脚の組みも、六角穴のボルトで組まれていますが、初期のFDB社の物は、オーク又はチーク材の突板の天板に、オーク無垢材の脚を組み合わせた物で、その脚も真鍮の六角頭のボルトで組まれていました。

シェーカースタイルの特徴であるシンプルなデザインながら、細かな部分に、モダンデザインを代表する、モーエンセンのこだわりが垣間見られます。まず、目につくのが脚のデザインとその配置。どのように椅子を置いても干渉しないよう、幕板(天板と脚を繋ぐ部分)が中心に近く、アームチェアーさえも収まります。また、その脚を組むために使用されている真鍮の六角頭のボルトが、現行品にはない美しさとインパクトを兼ね備えています。そして天板。日本では「無垢神話」があり、どうしても突板は下に見られがちですが、美しさで言うと、ある意味、突板の方が優れているといえます。今回の物は、オーク材の板目突板なのですが、オープンブック工法により、中心から左右対称に流れるような木目が非常に美しく出ています。
また、エクステンションが一枚付いていますので、使い勝手も良く、最大8脚まで椅子が収まります。

仕上げについて・・・突板の木目を生かすべく、剥離・サンディング後、数種類のオイルで仕上げました。オイルは樹脂系のオイルを最終的に使用していますので、色移りの心配はありません。
※ご希望により、無料にてラッカー仕上げもお選びいただけます。

Item : C-18/Vintage Dining Table
Price : Sold
Size : W1600(+470 = Max.2070)/D815/H730mm
Designer/Maker : Børge Mogensen/FDB Møbel
Country/Year : Denmark/1947
Material : Oak


"Meister" Børge Mogensen
Denmark/1914-1972

デンマーク、モダンデザインを代表するデザイナーであり、友人であり、同い年のハンス・ウェグナーと共に、デンマークの木工家具を牽引した「巨匠」の一人。
彼もまた、ウェグナーと同様、コペンハーゲン芸術工芸学校、王立芸術アカデミー家具科を経て家具デザインを学びながら、同時に「マイスター」資格を取得、デンマークモダンデザインの父と呼ばれる「コーア・クリント」の事務所に入社後、彼が設立したFDBの責任者に任命される。デンマークの家具デザイナーのほとんどは家具職人であり、自らプロトタイプを製作、コストやターゲット、造りにより、木工所や職人を選出することで、クオリティーを維持しています。このモーエンセンも同じで、特徴的なシンプルなデザインでありながら、しっかりとした造り、後世に残すべく、修理・メンテナンスまで考え抜かれた構造は、今のほとんどの家具には見ることはできません。