018/徒然なるままにタイ一人旅・・・その3
経由地の上海の街を訪れたかった理由が「中国本土」を歩き、少しでも今の中国を感じることと、何と言っても「小籠包」です!地下鉄の駅を出た瞬間に押し寄せた「マッサージどうですか」攻撃をかわしながら、そのうちの一人に教えてもらい、路地まで案内してもらった「小籠包屋」に到着。
店名も分からず入った小籠包屋さん
定食屋さんっぽい店構え
路地といっても結構道幅が広い。でもちょっと薄暗い・・・どこも、大通りさえも、日本と比べるとちょっと薄暗い感じがします。日本が明るいと言った方が良いかもしれませんが、日本の場合、灯りそのものが青白く、海外は暖色系なので、尚更、明るさの違いを感じるのかもしれません。そんな路地に数件の店が並んでいて、人通りも多いのですが、その中でも一際、賑わった店がこの食堂でした。覗くと地元の人ばっかりで、これは期待できそう!中に入るとでっかいバックパック背負っているので、すぐに観光客と分かり、忙しそうな店員のおばちゃんも、優しく接してくれて、ありがたかったです。満席の店内を申し訳なさそうに進んで行って、一番奥の席に案内されました。
周りは買い物帰りの中国人のファミリーばっかり
注文の仕方も、いくらなのかも、どれが日本人が思う「小籠包」なのかも分からず・・・まずはレジ上に貼っているメニューとにらめっこ・・・「猪」という漢字から、多分、これかなと他のテーブルとメニューを指さしながら何とか注文。スープとかも美味しそうなんですが、お金が足りなさそうなので我慢・・・さ、何がくるやら・・・
8個入り小籠包!テーブルには「黒酢」のみ!
きました!見た目は私がイメージしてた通りの The「小籠包」です!テーブルには小皿とお箸、調味料は「黒酢」のみ。薬味などは無し。非常にシンプルです。いただきます・・・キョロキョロしていた観光客の一人旅おやじに周りも興味があるのか、気にかけてくれる方が多いです。席を詰めてくれたカップルも、その酢につけて食べるんだよとジェスチャーで教えてくれたり・・・こういう瞬間が大好きで一人旅がやめられないです・・・さ、どうやって食べる・・・結構でかい・・・一口で頬張ると「肉汁ブシャー」で大変なことになるのは百も承知だが、レンゲもないので・・・一口でいっちゃいました。熱い、でも美味しい~!モチモチの皮にたっぷりの肉汁、黒酢がまた良いアクセントになって、期待以上に美味しかったです。ありがとう、マッサージの呼び込みのお姉さんと思いながら、一瞬のうちに平らげ、いざ「上海浦東国際空港」へ!
まずは「リニアモーターカー」(上海マグレブトレイン)乗り場のある「竜陽路駅」(地下鉄2号線)まで移動。上海のネオンを背に再び地下へ。もの凄い込み具合と喧騒・・・これからすると東京の駅は怖いくらいに静かです。きちんと整列して電車を待ったり、左側通行を守ったりと「ルール」に従う国民性は他ではまず見ることはできない日本らしい一面です。ここ中国はというと、まさに「カオス」・・・東南アジアの交通のカオスとはまた違った、良く言えば「活気」が感じられます。日本人が慣れるのは大変かと・・・閉所恐怖症の私は、このカオス的混雑の地下鉄に、若干、パニックになりつつも、無事に「竜陽路駅」に到着。地上に出ると、やはり薄暗い。高層ビルの谷間に遊園地にあるような食べ物屋さんが数件集まった「路地」のような場所に出たのですが、こんな感じの街に、ちょっと惹かれてしまい、じっくり見てみたいなぁと思ってしまうのでした・・・が、とりあえず、先を急ぎ、リニアモーターカーの窓口へ。ここも、新しい駅のはずが、どことなく「昭和」な雰囲気が漂った・・・何というか、何故か「銭湯」を思い浮かべてしまう・・・そんな雰囲気を持った不思議な空間だなと感じつつ、窓口の方からチケットゲット。
マグレブのチケット
片道だと50元(¥820ほど)ですが、往復の割引があるようです!
乗り場はワンフロア―上。人が少なく、誰も並んでませんでした。ホームにはすでにマグレブが待っているものの、お客さんは非常に少なかったです。高いからか、皆さん地下鉄を使うみたいです。
中国のリニアはドイツ式らしいです。日本とはまったく別物らしい・・・
昔のロボットアニメのような面構え・・・嫌いじゃない!
席は自由席で、どこに座っても良いみたいなので、適当に乗り込むと、社内はほぼ貸し切り状態でした。
座席は青を基調にしたシートが2席ずつ対面で並んでます。
一番後方の対面じゃない席を確保
新しい電車ですが、シャビーな感じの座席と社内です
時速がモニターに表示されます
流石にリニア、10cm程しか浮上しないとはいえ、凄くスムーズに動き出しました。加速感は感じないものの、モニターを見ているとどんどん加速していき・・・300km!と思ったら、すぐにスピードダウン・・・距離が短いからでしょうか、一瞬の出来事だったような・・・外は暗く、何も見えなかったです。灯りも見えなかったえ、何もないところかなと・・・そんなこんなで、直ぐに空港到着。
上海浦東国際空港
2度目の「上海浦東国際空港」ですが、前回はコンコース内で、外には出ていないので、この「カウンター側」のエリアは初めて。ここも、新しい空港のはずなのですが、どことなく、古ぼけた感覚。床と壁、照明のせいなのでしょうか、暗く感じます。最近の空港はどこもそうですが、建物のデザイン自体は、凝っていて、近未来的なデザインになっています。ちょっと調べてみたら、パリのシャルル・ド・ゴール空港を設計した「ポール・アンドリュー」氏によるものらしい・・・シャルル・ド・ゴール空港と言えば、13歳の時に訪れて、衝撃的だった、まさに近未来「映画の中の世界」のようなデザインだったことを覚えています。円柱形のターミナルの内側を交差するエスカレーター、滑走路の下を走る一般道がチラチラと見える演出・・・どれも子供心をくすぐる「ドキドキワクワク」感満載だったのを未だに覚えています。なるほど、この空港もどことなく、それを感じさせるわけです。というか、この建築家、昨年までご健在だったとは・・・シャルル・ド・ゴール空港が1967年のプロジェクトで私が生まれた年・・・どんだけ活躍するんだこの方は!ただ、もうこの先、新しい作品には出会えないとなると、ちょっと寂しいですが・・・ザハさんも亡くなったし・・・ザハさんの国立、実現してほしかったな・・・高かったけど・・・じゃなくても何か日本に作って欲しかったと思います。そんなことを思いながらゲートをくぐって中へ。出発ゲートは「2階建て」(正確に言うと3階建てのようです)になっていて、2階部分は免税店や飲食店が並んでます。無料のWi-Fiもあるのですが、前回同様、繋がらないです…乗り場は、1階部分なのですが、2階の明るい清潔なエリアに対し、1階は・・・バス乗り場のような、暗くて、簡易的な造りのスペース。ここで注意・・・ゲートに着いたからと言って安心してはいけません!前回は、アナウンスもなく、突然、ゲート変更されました。日本だと、必ずアナウンスや、スタッフがゲートに来て教えてくれるでしょうが、海外では、まずアナウンスのみです。しかも、自国の言葉と、英語かこれという感じの英語でしかアナウンスされません。なので、必ず、モニターをチェックしましょう!遅延などの情報もしっかりチェック。これもたいしてアナウンスしないので、あたふたしてしまいます。今回は、変更も遅延もなく、スムーズに搭乗開始。飛行機まではバス移動になります。
上海浦東国際空港からバンコクスワンナプーム国際空港へ
PVG/上海浦東国際空港 22:30発 BKK/バンコクスワンナプーム国際空港 1:55*着
FM841/上海航空の運航でMU9841/中国東方航空のコードシェア-便
前回、同じ便に乗った時は、機内食が「お菓子山ほど」だけだったのですが、今回は軽食でした。カメラが無く、スマホだけなので、写真が撮れないのが残念です。(中華系はスマホの電源を入れることができませんのでご注意を)機内エンタテインメントは無く、席も3人席の真ん中、しかも満席と閉所恐怖症の私には「恐怖」でしたが、何も考えないようにうつ伏せでひたすら寝て過ごしました・・・次回からは、この路線、考えないと・・・「酔い止め」を飲んだおかげで、半分は寝れたような・・・そんなこんなで、何とか4時間半を耐えて、定刻でバンコクに到着!
次回は、深夜到着のバンコクスワンナプーム国際空港での過ごし方と、早朝のバス移動、早朝着のホテルの対応について書いていきます!