017/徒然なるままにタイ一人旅・・・その2
寒いのが苦手な私は、年末が近づくと無性に東南アジアに行きたくなります。タイ、ベトナム、ミャンマー、ラオス、マレーシア・・・今、一番興味がある国が、実は「フィリピン」。それも観光地のセブなどではなく、首都マニラ。アジア特有の混沌とした街並みが残る数少ない場所だと思うからなのですが、何故か、いざ旅に出ようとすると、タイになってしまう・・・まず、タイはよく知っていて「勝手がわかる」というのが一番なのですが、まだまだ見知らぬ街や食べ物、文化があると思うと、全ての街を制覇したくなるもので・・・そんな今回のタイ旅行の目的は、一年の疲れをとるため、マッサージ三昧と、5~6年前に駆け足で廻った「アユタヤ遺跡」をもう一度、時間を掛けて見てみたい。そして、You Tubeで見つけてしまった「エビ」を食べてみたい・・・時間があれば、本当はタイ南部や東北地方のまだ行ったことのない場所、ミャンマーの遺跡群、ラオスの世界遺産、またはカンボジアなどなど、行きたかったのですが、今回は長崎にも帰らないといけないので、1週間しかない・・・ということで、「ちょっと上海滞在のパタヤ、アユタヤ、バンコクからの長崎」旅へ出発です。
今回のフライトも出発は羽田空港から。いつも、ヨーロッパ便以外は、大抵、夕方~深夜なのですが、今回は上海に数時間滞在したかったので、昼間のフライトにしました。「日本発」の飛行機はこれまでの経験上、新しく機内エンターテインメントが充実し、機内食も美味しいので、心配ないです。あとは遅延がないこと。
HND/羽田 13:30発 SHA/上海虹橋国際空港 16:15着
FM816/上海航空の運航でMU9816/中国東方航空のコードシェア-便
前回、中華系の航空会社で都市経由で心配だったのが「遅延」・・・日本の空港のオペレーションは優秀なので、手続き等で遅延することは無いのですが、機材の遅れと現地空港の混雑状況、それと私が心配したのが、スモッグによる予定地変更・・・中国と言えば「PM2.5」による大気汚染。いつも霧のようなスモッグに覆われているイメージがあったので、その影響で降りられないのではないかと・・・ま、こればっかりは乗ってみないと分からないし、何とかなるでしょう・・・
流石に子会社の飛行機なので、新しくは無いものの、いたって普通な機材でした。機内写真が無いのは、中華系の航空会社は、機内でのモバイル(携帯端末)に電源を入れてはいけないルールです・・・そう、写真も撮れなければ、音楽も聴けない・・・前回、知らずに音楽聞こうと電源入れたらすぐに怒られました。色んな意見はあるかと思いますが、そこはルールに従いましょう。東京発の機内食は中華か和食。最近の機内食はどこも美味しいと思うのですが・・・私は綺麗に食べて綺麗に片付けるのがポリシーです。上海までの飛行時間は3時間45分。時差は1時間なので、到着は16時15分。そこそこ混雑した機内で、機内食も食べ、映画も見てたらあっと言う間に着陸態勢に・・・今回は定刻通り!いよいよ初中国大陸上陸です!
流石中国、広いです・・・
上海虹橋国際空港に定刻通りに到着。イミグレーションは混雑していたものの想定内の時間で通過。後ろに並んでいたタイ人の女性2人組と仲良くなって、色々と話したところ、私と同じ経路で乗り継ぎをするらしい。ただ、私よりも早い時間の飛行機で、時間が迫っていると焦っていました。しかも、中国のイミグレーション、タイ人には厳しいみたいで、多くのタイ人が止められていました・・・「マイペンライ」としか言えない・・・私はスムーズに出られ、しばらく2人を待ったものの、出てこれそうにないので、案内に従い地下鉄乗り場へ向かいつつ、ATMを探してキャッシングという名の両替を。前もってインターネットで調べていたのでスムーズに最低限の「中国元」をキャッシング。200元(3000円ちょっと)のみですが、地下鉄と小籠包だけなので、たぶん大丈夫・・・リニアはクレジットカードでも買えるようなので・・・これもはっきりした情報は無く、多少、不安はありますが、何とかなるかと・・・と、ここでイミグレーションで先程のタイ人女性2人と再会。何やら様子がおかしい。タイバーツと日本円は持っているが、両替ができないと。これまで、タイで沢山の方たちに助けてもらっていた私は、気前よく「これを使いな」とかっこよく100元を渡しました。何故か、この時、為替の感覚がずれていて、100元=300円と・・・タイ人の方達も1000円渡そうとしてくれたけど、いやいや、私もタイでタイ人の優しさに助けられたので、ここは「マイペンライ」ですよと・・・足りなくなったらキャッシングすれば良いし。二人とも泣きそうなくらい、喜んでいました。そんな、300円でとその時は思っていたら・・・1500円だった・・・ま、大丈夫ですけど!中国元も手に入ったし、地下鉄の切符を券売機で買おうとしたら・・・札が使えない・・・両替機もない・・・あたふたしてたら、中国の方が集まる集まる、そして声が大きい・・・怒られているのかと思うほどの勢いでしたが、みんなで小銭を集めてチケットを買ってくれるではないですか!一気に中国人の好感度がアップ!何かと問題視されている中国の「噂」は何なのか・・・これだけでも中国に立ち寄って良かったなと思う瞬間でした。
地下鉄へのサイン通りに進めばOK
それにしても人が多く、活気があります!
中国に限らず、どこの電車も「横幅」が狭く感じます。車両は新しそうなのですが、どことなく汚れているような感じ・・・ちょっと暗めの照明のせいかもしれませんが、駅も電車もそんな感じです。車内は東京の夕方のような込み具合ですが、違うのは「騒音」です。声が大きい・・・でも、旅人からすれば、これも「異国」を感じる一つの感覚で楽しいです。特に一人旅は!そんな地下鉄に揺られること20分余り、乗り換え地の「南京東路駅」に到着。人、人、人・・・流れに任せて地上へ・・・
南京東路
銀座と新宿を合わせたような印象でした
地上に出るとネオンが煌めく大都会・・・正直、びっくりしました・・・道の広さに・・・通りが広い!しかも、歩行者天国!しばらく圧倒されていると、いかがわしいマッサージのお誘いが次から次に・・・その一人を捕まえて「美味しい小籠包の店教えてくれ!」と聞いたら、親切にも途中まで連れて行ってくれました。商売の邪魔してごめんなさい・・・ということで、次回、念願の小籠包とリニアモーターカーのお話しに続きます。