001/Fusion Interiors について
ブログ、1回目の「お話し」・・・まずは”Fusion Interiors”について・・・・スタイルで言うと「ヴィンテージモダン家具」店になります。私は「北欧スタイル」というジャンル自体、ただのキャッチコピーで、ジャンルとしては曖昧過ぎると思っています・・・すべてはモダンなのかどうか・・・といっても、専門的な勉強をしたわけでは無く、世界中を旅して、様々な物に触れてきた私の考えなのですが・・・ともあれ、Fusion Interiorsは、北欧を中心に各国で出会った、私が好きなアイテムを皆様に伝えるショップです。
「専門的な勉強をしていない」と言いましたが・・・そうなんです、ただただ、好きで始めたショップなのです・・・目黒通りには、こうしたインテリアショップが沢山ありました(残念ながら、現在では「こだわりのヴィンテージショップは少なくなりました・・・インテリアショップは沢山あります!)各ショップオーナーは、どこかインテリアショップで働いていたり、インテリアやアパレルといった「デザイン」に関わる仕事をしていたりと「経験者」ばかりなのです。私は・・・元金融トレーダーであり、元漁師であり、元フリーターであり、旅人・・・と知識ゼロでスタートした「異質」なショップです。
他のショップと違うところは、様々な国と職業で得た経験値でしょうか・・・これまで、アメリカの南カロライナ、ニューヨーク、シカゴで金融の仕事、イギリスのロンドンとノルウェーの小さな島「Bømlo(ベンロー)」で漁師をしながら暮らし、17か国120余りの都市を旅してきて触れた文化の中で出会った「気に入った」ものを伝えたいというお店です。また、他と違うところは・・・買い付け、修理、販売をほとんど一人で行っているということです・・・効率悪いです(苦笑) その分、1点、1点、それぞれの癖や状態を把握できますし、修理に時間を掛けることもできます。修理をしていると、それぞれの国やメーカーの性格や思いが見えてくるのが面白いです。修理をするとき、これ意外と重要で、「どうやって作ったんだろう」と考えながら解体しないと壊してしまいます・・・実際、いくつか壊してます・・・それを、日本の気候と生活スタイルに合わせて修理・補強・仕上げを行っています。
ヴィンテージ家具は高額で、美術品のように扱われ、座れない椅子があったり、はたまた、大量に仕入れて大量にさばく・・・それぞれのショップの考え方、また商売ですので、それはそれで良いと思います。当店は、インテリアに目覚めた方に、長く使っていただきたいという考えのショップです。デンマークの巨匠「Hans Wegner」の言葉で「私の作品は芸術作品ではありません。日用工芸品です。作品が話しかけてくる物語を是非感じ取ってください」というものがあります。当店にご来店されましたら、是非、座って、抽斗を開けて、家具を楽しんでください。そして、できれば私と話をしてみて下さい。それぞれの物語が感じられるかもしれません!
当ブログは、こんな感じで「長文」になることが多くなりそうですが、インテリア、リペア、目黒、旅、山登りをキーワードに書いていこうと思っています。何か気になること、インテリアのヒント、旅の準備、目黒の美味しいお店などなど、気になることがあったら、メールにてお知らせください!
目黒通りヴィンテージショップ ”Fusion Interiors”
Kazuhisa KAZ Toda